S.I.D.

the spinner in dArkness  ワナビの徒然日記

小説◆ 「眠る狼 / グレン・エリック・ハミルトン」

お、、、、


面白かった・・・・・!!!

本当は今日の夜読み切るはずだったんだけど昨日の夜読むの止められなくなって3時くらいまで延々一気読み。
おかげで本日ちょっと仕事きつかった(社会人失格ゥ!

いや駄目なのはわかってたんですけどそれでも止められんてのは凄いです。



帰ってきてほしい―
十年前に故郷を離れ、海外で軍務についていたバンのもとに、ずっと音沙汰のなかった祖父からの手紙が届く。
プロの泥棒である祖父の弱気な言葉に胸が騒いだバンは、急ぎ帰郷した。
だが到着した彼を待っていたのは、頭に銃撃を受けた祖父の姿だった!
人事不省の祖父をまえに事件の真相を追う決心をしたバンは祖父の仕事仲間に協力を仰ぐ…
ミステリ賞三冠を制した昂奮と哀愁がクロスするサスペンス


以下ネタバレ無しなので未読の人は意味不明かと思うけど興味出たら本屋で探してみてくだせえ。
これはほんと面白かったのでネタバレしたくないでござるよ、ニンニン。

割と量があるのでさくっとは読めませんけどめちゃんこ面白かった。


現代の主人公の一人称、少年時代の主人公の一人称を交互に繰り返していく構造。

仲違いした泥棒稼業の爺さんと、軍人の主人公。
そして凄腕の技能を持った爺さんの仲間達。
爺さんがどうして今になって主人公を呼び戻そうとしたのか。
そして爺さんを襲ったのは一体誰で何の目的だったのか。
バン(主人公)とドノ(爺さん)がどうして仲違いしたのか。

「ここだ」

うううう・・・・・!!!最高に格好良かった。
伏線の張り方も非常に細かかったし、もう一回読もうと思う。
言葉にしては言わないけどドノはとある事に対しては本気でぶち切れる。
それは相手を思うからこそ。
そして、バンもそれをどーこー言わないけど実践している。
かつて仲違いしていても、この二人はやはり。。。
ネタバレ無しだと全然紹介出来ないけどとりえず「面白いのね」ってのだけ伝われば幸い。

なにやらシリーズ化されて3作目まで出てるらしいけど日本語訳では本作までしか出てないっぽい。
はよ読みたーい。
ただ今回の翻訳非常に読みやすかったのでこのクオリティで出るなら時間がかかっても構いませぬ。


ミステリは動機が大事だと思う派。
トリックとかは正直どうでもいい。
黒い牙の脱皮殻着ぐるみとか「えー・・・」ってなったけど。ていうかあれはタランチュラ飼育している人なら無理だとわかる

どうでもよくはないか。
でも私は動機が気になる。
大好きな13階段も容疑者Xも動機で好きになったようなもんだし。

最後のどんでん返しも綺麗に決まってるし、騙された。

ただ一つ、登場人物で一人生きてるのか死んでるのかわからない人が居る。
※終盤バンに「殺させて」って台詞を言った人ね
これ続編でわかるのかなー。どうなんだろう。


なんとなくあらすじ見て「面白そう」って手にとってそれがヒットするとなんか脳汁いっぱいでる。
かつて試聴とかなかった時代のCDジャケ買いみたいな。


現在の課題、情景描写。
それに関してもぼんやりと方向性は見えた気がする。
別に美麗な言葉で飾り立てなくてもシンプルに~は~だ。を綺麗に繋げれば良い。
モザイクタイルみたいにその言葉自体が綺麗で整っている必要は無い。
はまる場所さえ間違えなければ全体として綺麗になる。

つまりは「必要な時に必要な量描写する。」

うん、簡単だわ。ただそれを実践出来るかどうかはまた別の話だけど理屈はシンプルにそれだな。
読み手がだれない文章って難しいな。

本作で過去と現代が切り替わると「えー、どうなるんだよ!」とちょっと読みたいパワーが減る。
これが視点切り替えのネガ部分なんだろうな。

意識しながら読むってのはもうちょい繰り返してみよう。




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