S.I.D.

the spinner in dArkness の引越し先。工事中。

「戦争は平和なり」

世界的な名著として名高く、本場イギリスでは

「知ったかぶりしちゃう本No1」も取った事があるらしいという
ジョージ・オーウェルの「1984年」



多分コレよんだ人は「この本は凄い!」とかいって俺解ってるアピールしなくてはならないんだけど
あえて言おう。

あんま面白くない(ぁ


ただ、面白くは無いんだけど凄い。それはちょっと腰抜かしそうなほどに。

昨日寝る前に良いトコ(オブライエンのトコ)に突入しちゃったもんだから夜中までとめられなくなってしまった。


お話としては架空の全体主義社会で歴史改ざんを仕事にしている主人公が
反政府組織(ちょっと違うか)「ブラザー党」へ接触して世界構造の一端を知るというもの。

生活の全てはテレスクリーンと呼ばれる思考盗聴システムによって、《思考警察》によって掌握されていて
ちょっとでも変な思想とか持つと消される。
殺されたり、施設に収容、逮捕じゃなくて存在そのものを抹消される。

だから皆諦めながら、どうしようもないって生活しているんですけど、その設定は面白い。
面白いけど、ちょいと退屈。

が、中盤とある書物についての描写になると一変。

・・・この本67年前に出版されたらしいんだけど、今の社会ともかぶるとこあったりして
とにかく「凄い」
面白くは無い、すごいの。

この衝撃は他ではなかなか味わえないのでいうほど面白くないの覚悟して読むならお勧めしたい。

この世界に置ける戦争の真実というか、あまりちゃんと書くとネタバレなんだけど
「階級社会は貧困と無知を基盤にしない限り成立しえない」
とか、今の社会においても似たようなものは感じるしびっくりする。

戦争は平和なり
自由は隷従なり
無知は力なり

冒頭にあるこのスローガンの意味が解るとふとももばしばし叩きたくなります。

基本エンタメ小説好きな人の感想なのでお堅いの好きな人ならもっと感想は違うのかもしれない。


作中にニュースピークという新言語が登場するんですが
(オールドスピーク《普通の言葉》の対になっていて意味合いをどんどん削られて簡略化した言葉のこと)

例えば良いと悪いという単語があるなら「良い」と「非良い」でいいじゃないかみたいに作中で述べられてるけど
こうやって言葉を消して思考の幅をどんどん削っていくと民衆はバカになっていくと思うんですよね。

英語と日本語だと、日本語の方がオールドスピーク寄りかな。
もちろん英語をバカにしてるんじゃなくて、英語は思考をコンパクトに出来るから学者なんかは英語好んだりするらしいですけど
日本語を喋ってる自分としては、思考の幅が広く取れてよかったなぁとか思ってしまう。
(英語を突き詰めて意味が通じるぎりぎりまでやせ細らせたのがニュースピークだと考えると近い)

この辺の違いが実際に英語の日本語訳にも出てるのを、読みながら実感できるのも面白いです。
翻訳というか、日本語で噛み砕いて書き直したらもっと面白くなるんだろうけどこれだけ有名な本だと
無理なんだろなー。


◆間◆


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没写真。

猫家庭においてセラチェアはやはり最強(適当

猫毛も掃除しやすいので重宝してます。

なにより腰痛が大分軽減されたというか無くなった。
まぁいままでスツールの上に座ってたからなんだけど。

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