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the spinner in dArkness  ワナビの徒然日記

13・67 -泰美斯的天秤-

めっちゃ面白かったんだけど中国語名と中国地名に中国組織名がもう全部似たような感じで
結構把握に苦労して(アホなのでは)途中で本棚に一次退避させたらそのまま忘れちゃってた


13・67  / 陳浩基


をまた読み始めた。

6編の中編からなるお話で、現在ラスト一編を残すのみ。


現代からどんどん過去に戻っていくという構造なのと中編、そして中国語の影響もあって
正直私は序盤かなり読みづらかった。
主人公の片割れの名前が關振鐸(クワンザンドー)ですからね……! 読めんしなじみが無いので最初だけ厳しかった!
途中からクワン表記になってすこぶる読みやすくなりましたが。
※各章に人物名と地名、組織名くらいの覚え書きみたいなのあればもっと解りやすかったのにな(ボソ

特に「任侠のジレンマ」がヤクザ的な組織とか地名とか色んな人物が出てきてかなり困った。

で、お話としては全部の章でどんでん返しが存在するんですよね。非常に贅沢。

短編集とかでも大体はハズレが入ってたりするんですけどこれ全部めちゃ練り込まれてる。

終わりが見えたと思ったところから更に毎回一ひねり。
これが如何に大変かっていう。

書き手としてはそりゃ大変だけど、読み手としてはやっぱり嬉しいものです。


で、後書きでもちらっと書かれてたけど

中編は全て本格派の出来なのに、全体を通せば社会派っていう構造になってるのも面白いポイント。
(イギリスの植民地だった事とか、私の世代だとぼんやりニュースで見たこと在るくらいだった)

とにかくそうやって後半に進むにつれて尻上がりに面白くなってきます。

最初は「成る程凄い展開だな」だけだったのに……!
昨日三時までぶっ通しで「泰美斯的天秤」読んじゃって今日仕事中大変でした(社会人失格ゥ!

その後の章でもクワンがどうやって一ヶ月の間に石本添(だったっけ)となんじゃらかんじゃらしたのかとか
描写されてないシーンも凄く気になる(ネタバレ防止するとこうなる……笑)


なんかこういう良い本は最期の章読むのちょっとした悲しさもありますね。
さー今晩中に読んじまうぞ。フフフ。

ってこれ読み終わったらもう一回最初から読めばもっと面白いんだろなー。
白と黒の~も再読したらなにか新発見とかありそう。
こういう仕掛けは結構な量の読者はふるい落とすかも知れないけど、当たれば面白さ倍増です。


格好いい中国名とか色々集めてみよ。ふんふん。

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