S.I.D.

the spinner in dArkness の引越し先。工事中。

進化論とアンブロシア

Kindleが便利すぎる。

自分の原稿はPDF化して推敲してるけど便利なアプリとかよくわからんので
ページめくりがだるい。

が。

Kindleで小説買って読んでると非常に楽。
なんか登場人物とかさくっとまとめてくれていたり、単語のTIPSみたいなのもあるしすげー便利。
何よりページめくりが楽でさくさく読める。

マンガは紙でもさくさく読めるけど小説は電子書籍のが便利かもしれん。
ていうか便利だ。
今まで本棚圧縮と古本屋に持ち込む手間がなくて便利ー程度だったけど読むのが楽ちんだ。。。



◆間◆



人間の免疫力を高める食材!とかいう番組をちょっと前に見た。

そこでおすすめされていたのが・・・・


ツバメの巣。

ツバメの唾液に含まれる成分が良いらしい。

これを見て結構衝撃を受けた。

何って、ツバメの巣とか何をどう考えて食べようと思ったんだよ!って思ってたから。

何やら遭難して食べるものがない・・・ツバメの巣洗って喰ったれ!
→なんか良い具合じゃけえ皇帝に献上しよう。

って話があるらしい。
これたまたまなのかなぁ。

人間が自分の意識とは別に「これは身体に良い!」って脳内でへえボタン連打しまくってたと思うんだよね。
この前も書いたけど進化論は淘汰だけでは無理だろうし、いろいろな複合的な理由があるんじゃないかなと。

その場合生物が生きている間に自覚していない部分で何らかの情報を蓄積して、それをDNAに落とし込んでる可能性は
低くないと思うんです。
それを進化論的へえボタンシステムと勝手に命名しますが、そういう構造があればちょっと解りやすい。

人間の潜在意識に「それめっちゃ身体に良いから!もっとくえ!」ってへえボタン連打。

古代中国でずっと珍重されてきた食材。
当時は成分分析とか無いのに、ずっと珍重されて高級食材になってた。
別にツバメの巣とか大して美味くはない(いや、そんなに食べたこともないけど)

やっぱ何かそういう身体に良い物をえりごのむ機能が人間にはあるんじゃないのかなぁ。






非実在聖少年

だから人間なんて屑なんですってば(唐突

聖人などいない。

いえネタ探ししている時に橋本徹氏の過去の発言を目にしたのですが・・・
※毎度性悪説大好きっ子なのでこの手のネタを目にするたびに書き出す事になる。

要約するとこんな内容。

「政治家ってのは自己満足や名誉のためになるんだよ」

10年くらい前のやつ。それで叩かれてて。

んなの当たり前だろって。叩いてる人はお花畑なの?

「誰かの為に、身を粉にして働く」

そんな奴居たら頭ぶっ壊れてるか狂ってるか中身siriかどっちかだわ。
生物として間違ってる。


私は自分自身が二の次なんていう奴は信用しない。観測者にとって自分あっての世界でしょ。
自分が一番。そんなの当然じゃないですか。

小池都知事も今は残念な事になりつつあるけど当時は「あーこの人自分の『キモチイイ』のために働いてんな」ってのが
透けて見えていたからある程度安心感有るなと思っていた。

メガテンのLAWルートじゃないんだからさ。誰かの為になんてそんなの絶対おかしい。

けれど、たまにそういうおかしいものが視界に入って動揺する。
誰かを助ける為に命を落とした人とか。

あれは一体なんなんだろ。

基本的にはそういう主観の集合体の中で上記の人間は善なる物では無いっていう理屈がベースだけど
そこからはみ出しているきらっとした純粋な何かをみてしまって、吐きそうになって、混乱する。

いつかそれの、その綺麗な物の正体を知りたい。



◆間◆


面白い物。


古い作品だと最後まで読んで全体として面白い。けど序盤苦痛だったりする。

最近流行りのものはぱっとみて、キャッチコピーみたいなもので「面白そう」と思わせなくてはならない。
スマホにPCに情報がたくさんある。
かつてはゲームボーイ買わないと出先で出来なかったゲームが簡単にスマホでできる。
今の世の中はエンタメのカンブリア。

ヒトの時間は有限。
エンタメはエンタメ同士で殺し合う。

そうなると導入がやっぱり大事になるんでしょうね。
面白そうで、実際読んで面白い物。

ソリッドシチュエーションのものが人気出たのもうなずける。

「主人公は突然こういう状況になりました。これとこれが有ります。時間内に何かをしないと死にます」

解りやすい。導入が解りやすく、お話を限定する事で描きやすくする。
異世界転生もある意味その仲間か。状況を把握しやすいのは大きな強味なんだよな。

ふむん。

いえ、メイドインアビス最新刊を今更読んだのですがこれ1巻は本当に普通のお話っぽくて。
でもそこからグイグイ進んで、6巻の状況ですからね。
自分のやりたい事を、引き込んでからやる。
理屈は解るしシンプル。・・・だけどこれ難しいな。


マンガやアニメーションならだらーっと消化できる。
けど小説って能動的に楽しまないと消化出来ない。

消化が楽なエンタメと比べたらやっぱりちょっとハードル上がる。
その分他の物より優れていないとやっぱ駄目なんだなって。
キャッチコピーって今まで考えたこと無かったけど大事だな。今度からプロットとセットで考えよ。


うだうだ脳内整理のためにこんな雑文書き殴る暇があれば原稿いじくれば良いのにと思いつつ、
夢みたいにカオスな情報を書き出すことでまとまる物ってのはやっぱりあるもんだなーと実感。

それを垂れ流す意味はあるのかどーかというのはとりあえず置いておく(真顔


ルルイエより愛を込めて。

兵庫県で小学生がヤマカガシに咬まれて意識不明になる事件が起こったそう。
蛇の種類が何故解ったかというと友人が捕獲していたからだそうで。
その後、体調不良から救急車を呼んだとのことです。

これ、どういうことだろう。

飼育しようとして捕まえて帰ってきて、その後実は咬まれていて(ヤマカガシの毒は解りづらい種類)重症化したのかな。
とっさに咬まれて友人が捕まえたのであれば友人何者だよ!ってなるし、毒を疑っていたのであれば画像検索でもして
すぐに病院に行っていたはず。
つまり捕獲したのは咬まれたからではなく、捕獲する為に咬まれたんじゃないのかな。

よくマンガとかで見る人間で言う犬歯部分が伸びてる蛇ってのはボアパイソン系列の蛇です。
こっちに咬まれると血がどばーっと出て痛いらしい。

逆にヤマカガシはアオダイショウとかと同じナミヘビ系列の仲間でこっちは牙らしい牙がない。
なので咬まれても多分びっくりするけど傷自体は浅いんですよね。皮膚を切り裂くからそれなりに血は出るけど。
それ故に平気だと勘違いしたのかもしれない。


私が小学生の時に見た動物図鑑にはヤマカガシの飼育方法も載っていたんだけど
実際は後牙類ちゅーて人間で言う奥歯に毒があるれっきとした毒蛇。
(勿論今は飼育出来ない)

滅多に人を咬まないし、一瞬のアタックじゃなくてかぷっと噛みつかれないと毒が入りづらいそう。
そして派手に腫れたりしないから気付きにくいけど毒性は結構高いそうです。
見た目が赤と黒でやばそうな見た目ではあるけど、見方によっては綺麗だから子供が手を出すのは仕方ないのかも。
ヒアリ騒動もそうだけど、子供自身に生き物に興味を持たせる機会というのはもっと増えればいいと思います。

事件が起こって「これは危ないよ!」じゃなくて、自ら考える力を養わないと対症療法的な行動しかできなくならないか。

兎にも角にも咬まれた子が無事回復すると良いのですが。
※意識回復したそうです。良かった良かった!



◆間◆


本日はわんふぇすなので色々情報あさっておりましたが。マジンガーウィーゴ超かわええ
欲しいキットがあって、でも再販はあるだろうしまたの機会に・・・いやでもプレ値でもいいからテンバイヤーから確保
すべきかしらんと悶々としていたところ
お知り合いの方が買ってくれたらしく、尿漏れしそうになる。秀樹じゃ無いけど感激。。。

人間のガレキは絵の描けない自分にとってはアイペイントが鬼門すぎてハードルが激高いのですが
小さなクリーチャー物なので頑張って作るぞふへへと明日への活力。ルルイエ印のトゥルヒー汁(謎

同じ原型師の作品、レッドピラミッドシングがすっこぶるかっこいいのでそちらと一緒に並べるんだい。
クソあっつい中さわやかな一陣の風が私の頬を高貴なる月の光とムーンライト伝説云々と共にとりあえず撫でた(あ、やっぱ俺こういう描写できねー



◆間◆


「今週は小説二本よむぞい」

とか言ってましたが

・二千七百の夏と冬 上下

だけで力尽きました。

面白かったのです。直木賞作家の作品です。でも文章の「合い」というものが確実に存在することを理解した。

医者が手術の時に「メス!」とか言うと看護師さんがぱって渡してくれるシーンとかありますけど、あれも呼吸があって
「あー、こいつ次これ欲しいんだな」って先読みして準備しているそうです。

小説も同じで自分の欲しい情報を「はい!」って次々渡してくれる物が私は好み。
私自身斜め読みというか、ストーリーを追うと言う事が最も重要なので情景描写とかがあまり好みじゃ無い。
だからさくさく進む小説が好き。

古い小説とかだとかなりねちっこい描写とかもあるんでこれは善し悪しではなく、好みだと思う。

そんなわけでちょっと合わず時間がかかったのです。

でも、同時に自分の課題もみえた気がする。
自分が書いてたのは小説じゃ無く、ただの物語だったんだなっていう。
小説としてすべき描写をしていない。
自分としてはがっちり受賞するんじゃいと書き上げたつもりだったけど心のどこかではラノベレーベルだから甘く見てくれんだろーという想いがどっかにあったのだとちょっと反省したりしつつ。

一般にも出せる物をちゃんと作らなくちゃ。

あれ、脱線したままえらく進んでしまった(驚愕

本作の感想に戻る。
アイヌとかの知識をかなり練り込んで縄文時代を書いてるって前にちらっと書いたけど
それをやりすぎてちょっと作者の知識が主人公の縄文人ウルクから透けて見えてるのがちょっと鼻についた。
縄文人と弥生人。

縄文系は所謂「濃い」。平井堅みたいな感じ。平井堅はどうかしらんが毛が濃く酒に強い。
弥生系は渡来人とされ「薄い」。所謂平たい顔族。毛が薄く、酒に弱い。

自分は完全に弥生人系列ですわ・・・と読みながら思った。

あ、また脱線した。
とりあえずそういう知識をちょこちょこ挟まれてなんだかウルク目線なのにウルクじゃなく作者が見えちゃうのが
ちょっとだけ自分は合わなかった。これは先の通り善し悪しではなく好みの問題だと思うけど。
ただ縄文時代から弥生時代への切り替わりに関してはかなりそれらしいことが書いてあるし納得出来る。
歴史だから「ある時点で、何々の理由で変化があった」と年表には書かれるけど実際は複合的な理由が存在する。
これについては激しく同意する。進化論について同じようなことを過去に書いてたけどどこに書いたかはわからん。


で。
お話としては最後の結末が既に解ってる。
というのも現代編と縄文時代編が交互に繰り広げられて、先に現代で縄文人と弥生人の古人骨が発見されているから。
だから二人がどうなって終わるか、そのオチは解ってるんです。
でも、それでもほろっと来るね。
てっきり最後の事件はキンクムゥだと思ってたから思ってた以上に話が広がって、その上で綺麗にまとまっててびっくり。

日本列島にもヒグマがいたというのは個人的にもちらと耳にしてはいたけどあまり詳しく調べないまま
過去作のネタに使ってたので色々一安心した。うん、安心してる場合じゃ無いよ、やっぱ色々裏取りしないとね。


生き物とかの名前をほとんどもじってあるので最初は解りづらい。
読むなら一気に読まないと混乱するかもしれない。

先に書いたけど、セオリーからは離れた書き方をしてるけど文章としては私は気にならないし読みやすかった。
時代が変わって数ページでまた元に戻ったりが頻繁に起こるので多分これを駄目だという人も多いでしょう。
でも、それは「そう」だと思って居るから。
誰かが言うから、じゃない。
自分で考えて、その上でこの文章を、物語を自分が理解することは難しいのかと考えたらそんなことは無いはず。
作中でもちらと書かれている内容ともかぶるんだけどネタバレになるから曖昧なまま終了。

本作では現代の在日朝鮮人に対する差別問題とかにも踏み込んでは居るんだけどこの点に関してはちょっと疑問が残る。
日本人は内向的だし保守的なので海外の方を必要以上に区別しようとする傾向があるのはその通りであると思うし良くないと思う。
けど、それが今の憎しみに溢れた状況を作り出しているかというと、違う。

だって思い出してみてください。
ヨン様時代のブームの時に韓国に悪感情持ってた人ってそんなに居なかったと思うのね。
私は流行り物からちょっと距離起きたい天邪鬼なのでその時点でも同じでしたけど。
それがどうして今みたいにこじれたのか。
発端となった憎しみはどこから生まれたのか。本作ではそこに一切触れないことに私は違和感を感じた。
それであるならばその話題を使うべきでは無いとすら思う。

漢江の奇跡の裏にあったお金はどうなったのか。国同士の約束を簡単に反故にしたり、スポーツに政治を持ち込み
猿真似をして相手国を馬鹿にして、その理由としてかつての戦争の旗を持ち出す。
その嘘を本物にする為にある時期からいきなり旭日旗は戦犯旗となった。
慰安婦問題も証言がコロコロ変わり、明らかに朝鮮戦争時代の話を持ち出される。
世界各地によくわからない憎しみの象を立てられまくる。
あらゆる事に国民の感情が優先し、国をまとめる為に憎悪の対象とされる。

そしてその国民感情を作ったのは紛れもなく、その裏に居る奴らが自分の罪を隠す為に作り出した教育そのものだ。

言っておきますが私はかつてそういったことから韓国が嫌いでしたし今も良い印象は持ってない。
けど、それはあくまで教育の話です。人間としてはDNAなんぞいちいち照合して喋ったりしないしどうでもいい。
血筋で区別しても仕方が無い。人間は人間単位でしか評価出来ないのだから。
以前お世話になった北朝鮮系の在日朝鮮人のおばちゃんも居ますし、その人は「朝鮮学校で教えられてたことと全然違った」って言っていた。
そのおばちゃん自体は何も悪いことはしていないけど、それでも心ない日本人には嫌がらせをされるのだという。
日本に居る日本人だって、アホから天才まで色々居る。血統でカテゴライズする意味は全く無い。

嫌いなら嫌いでも良い。でもその嫌いな理由をちゃんと理解していない人が多すぎる。
雰囲気に流されること。それが今の日本のガンじゃないのかな。


うん、なんでこんな脱線してんだ(再度

ま、そんなわけで色々思うところもあるけど面白いので興味あれば是非に。
・・・相変わらずネタバレ避けながらおすすめするというのが非常に難しいなと思いつつ。
試し読みしてみて文章が合いそうならおすすめです。
縄文時代小説といってもそこまでへんてこりんではなく解りやすいし王道です。
そしてその予想をちょっぴり超えて、その上で綺麗に着地。うむ。(強引に締め

積み小説

餌切れてたので発注&到着。

この時期に調子こいて餌与えまくって食べかす回収怠ると大変な事になるので
ちょっと暫くヘヴィ。

仕事も今週来週びみょーに忙しいのでつらひ。


◆間◆


MAX1.jpg

Air Max 1 Premium


新色だそうな。
まだ国内発売されてないけど。
キャンバスにレザーの組み合わせでタンもレザーらしい。
こういうシンプルな配色好み。
この手の色って有りそうで無いのよな。大体余計な事しててがっかりする。


◆間◆


本成分補給。

家にあった積んでる本も並べてみる。

・チャイルド44
これは映画が最高に面白かったから文庫版も買った。そろそろ内容も忘れてきたし読んでみよかな。
ソ連時代の子供連続殺人事件ものなんだけど、社会主義において犯罪は起こらない=殺人事件ではないという
とんでも理論により殺人犯が野放しにされていて、それを一癖ある主人公が追い詰めるという話。
映画も出来よかったのでそっちも是非に。

・その女アレックス
なんか評判らしく一時期そこらの本屋でみかけた。
賛否両論らしいけど、さて自分はどちらに転ぶか。

・二千七百の夏と冬
これは今日本屋で見かけて面白そうなので買ってみた。
ダム工事現場で縄文人男性の遺体と、弥生人女性の寄り添った遺体が発見された。
果たしてこの二人にはどんなエピソードが・・・というお話らしい。もうなんかそこだけみても面白そう。
ただ個人的にそこまで分厚くない本を分割されるとえーってなる。
本作は許容範囲だけどバチスタとかのうっすい分割商法には反吐が出るね。5㎜~くらいしかないの。

・幼年期の終わり
ネタに使いたくて買ったんだけど結局まだ読めてない。
こう、スイッチが入らんと一気に読めないタイプの本。名作なのは間違いないのだろうけども!


あと、本屋で火花も買おうかなってちょっと思った。
あれ話題になったけど読んで無いんですよね。
芥川賞というか純文学っていまいち食指動かないんだけど結構エンタメとしても読めるらしいし薄いから
読んでみようかなと。
ただ、これだけ売れたので古本屋で買おうと思って思いとどまる(おい


◆間◆


あと一冊、マンガ。

・かぐや様は告らせたい

前巻シリアス路線だったのでどうなるかなと思ったけど全力でラブコメにもどってきた。
ラブコメって言うか、なんなんだこれ。ギャグ?
正直声だして笑えるギャグマンガって非常に少ないと思う。

キャラクターとはこういうのをさすのでしょーな。
まぁ勉強になるかなというよりは純粋に面白い。
藤原書記とかぐや様と会長の組み合わせは非常にすっばらしい。


小説◆ 「眠る狼 / グレン・エリック・ハミルトン」

お、、、、


面白かった・・・・・!!!

本当は今日の夜読み切るはずだったんだけど昨日の夜読むの止められなくなって3時くらいまで延々一気読み。
おかげで本日ちょっと仕事きつかった(社会人失格ゥ!

いや駄目なのはわかってたんですけどそれでも止められんてのは凄いです。



帰ってきてほしい―
十年前に故郷を離れ、海外で軍務についていたバンのもとに、ずっと音沙汰のなかった祖父からの手紙が届く。
プロの泥棒である祖父の弱気な言葉に胸が騒いだバンは、急ぎ帰郷した。
だが到着した彼を待っていたのは、頭に銃撃を受けた祖父の姿だった!
人事不省の祖父をまえに事件の真相を追う決心をしたバンは祖父の仕事仲間に協力を仰ぐ…
ミステリ賞三冠を制した昂奮と哀愁がクロスするサスペンス


以下ネタバレ無しなので未読の人は意味不明かと思うけど興味出たら本屋で探してみてくだせえ。
これはほんと面白かったのでネタバレしたくないでござるよ、ニンニン。

割と量があるのでさくっとは読めませんけどめちゃんこ面白かった。


現代の主人公の一人称、少年時代の主人公の一人称を交互に繰り返していく構造。

仲違いした泥棒稼業の爺さんと、軍人の主人公。
そして凄腕の技能を持った爺さんの仲間達。
爺さんがどうして今になって主人公を呼び戻そうとしたのか。
そして爺さんを襲ったのは一体誰で何の目的だったのか。
バン(主人公)とドノ(爺さん)がどうして仲違いしたのか。

「ここだ」

うううう・・・・・!!!最高に格好良かった。
伏線の張り方も非常に細かかったし、もう一回読もうと思う。
言葉にしては言わないけどドノはとある事に対しては本気でぶち切れる。
それは相手を思うからこそ。
そして、バンもそれをどーこー言わないけど実践している。
かつて仲違いしていても、この二人はやはり。。。
ネタバレ無しだと全然紹介出来ないけどとりえず「面白いのね」ってのだけ伝われば幸い。

なにやらシリーズ化されて3作目まで出てるらしいけど日本語訳では本作までしか出てないっぽい。
はよ読みたーい。
ただ今回の翻訳非常に読みやすかったのでこのクオリティで出るなら時間がかかっても構いませぬ。


ミステリは動機が大事だと思う派。
トリックとかは正直どうでもいい。
黒い牙の脱皮殻着ぐるみとか「えー・・・」ってなったけど。ていうかあれはタランチュラ飼育している人なら無理だとわかる

どうでもよくはないか。
でも私は動機が気になる。
大好きな13階段も容疑者Xも動機で好きになったようなもんだし。

最後のどんでん返しも綺麗に決まってるし、騙された。

ただ一つ、登場人物で一人生きてるのか死んでるのかわからない人が居る。
※終盤バンに「殺させて」って台詞を言った人ね
これ続編でわかるのかなー。どうなんだろう。


なんとなくあらすじ見て「面白そう」って手にとってそれがヒットするとなんか脳汁いっぱいでる。
かつて試聴とかなかった時代のCDジャケ買いみたいな。


現在の課題、情景描写。
それに関してもぼんやりと方向性は見えた気がする。
別に美麗な言葉で飾り立てなくてもシンプルに~は~だ。を綺麗に繋げれば良い。
モザイクタイルみたいにその言葉自体が綺麗で整っている必要は無い。
はまる場所さえ間違えなければ全体として綺麗になる。

つまりは「必要な時に必要な量描写する。」

うん、簡単だわ。ただそれを実践出来るかどうかはまた別の話だけど理屈はシンプルにそれだな。
読み手がだれない文章って難しいな。

本作で過去と現代が切り替わると「えー、どうなるんだよ!」とちょっと読みたいパワーが減る。
これが視点切り替えのネガ部分なんだろうな。

意識しながら読むってのはもうちょい繰り返してみよう。




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